PAGE TOP

2026年12月期第1四半期業績

クリヤマホールディングス、アジア事業は大幅な増収増益

決算 2026-05-13

 クリヤマホールディングスの2026年12月期第1四半期(1~3月)業績は、売上高が256億4,300万円で前年同期比24.2%増、営業利益が12億7,100万円で同13.7%減、経常利益が14億1,300万円で同13.2%減、純利益が9億5,800万円で同17.7%減だった。

 セグメント別にみると、アジア事業は、売上高が110億4,300万円で同53.1%増、営業利益が10億9,600万円で同55.6%増。

 アジア事業のうち、産業資材事業は、売上高が77億8,500万円で同87.2%増、営業利益が7億5,800万円で同74.8%増。主要顧客である農機・建機をはじめとした産業用機械メーカーの生産台数が増加した影響を受け、尿素SCR用モジュール・タンクなどの部材や樹脂・ゴム製品などの販売が増加。一方、船舶向け商材の販売は、大型改修案件の減少により低調に推移。また、中国においては、建機の生産台数が堅調に推移したため、同国での関連商材の販売が増加した。加えて、2025年4月にグループ化したミトヨの業績を第1四半期に取り込んだ。

 スポーツ・建設資材事業は、売上高が31億2,700万円で同5.9%増、営業利益が3億4,800万円で同23.2%増。スポーツ資材については、文教施設における改修需要の取り込みにより、体育館用床材「タラフレックス」(弾性スポーツシート)や人工芝の販売が増加。建設資材については、鉄道施設の安全対策強化に伴う改良・改修工事や商業施設への販売が増加した。

 北米事業は、売上高が127億1,500万円で同8.0%増、営業利益が5億5,200万円で同42.0%減。米国関税政策および高金利環境の長期化などにより不透明感が継続する環境ではあったものの、幅広い分野での各種ホース・継手の需要を取り込んだことに加え、円安により増収となった。一方、損益面では物流体制の拡充に向けた取り組みに伴う費用増加などの影響で減益となった。

 北米事業のカテゴリ別状況は次の通り。

 ◇産業用樹脂ホース「Tigerflex」=農業、製造業、鉱業等、多岐にわたる関連分野での販売が総じて堅調に推移。特に各種製造業における生産設備向けホースの需要が底堅く推移したことから販売が好調だった。

 ◇高機能/汎用樹脂ホース・飲料用ホース「Kuri Tec・Accuflex」=大手飲料メーカーによる大型案件が前年同期と比べ減少したことから、飲料用ホースの販売が減少したものの、住宅設備用ホースの販売は増加した。

 ◇ペイントスプレーホース・下水配管洗浄用ホース「Piranha」=外壁塗装用ペイントスプレーホースは販売が減少した一方、下水配管洗浄用ホースの販売は、公共需要を捉えたことで増加した。

 ◇ゴムホース・その他=消防用ホースをはじめ建設土木関連の中低圧ゴムホースの販売は、堅調に推移。また、鉱業関連などの市場における需要を取り込んだことから高圧ゴムホースの販売は増加した。

 欧州・南米・オセアニア事業は、売上高が18億8,400万円で同13.8%増、営業利益が1億3,700万円で同34.3%減。

 欧州域内における消防関連商材の需要が増加したことで消防用ホース・ノズルの販売は堅調に推移。また、北米事業との連携を強化し、米国消防機関向け消防用ホースの販売を増加させるなど、グループのシナジー効果による生産稼働率の向上に努めたことで増収。損益面では、アルゼンチンの子会社に対する超インフレ会計適用がマイナス要因となり減益となった。

 2026年12月期通期業績は、売上高960億円で前期比8.2%増、営業利益48億円で同17.0%増、経常利益54億円で同11.9%増、純利益38億円で同3.7%減を見込んでいる。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル