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建設業認可取得し現場施工へ進出

日加商工、日加R&Eを11月に設立

商社 2016-11-30

新会社設立を説明する加藤日加商工社長㊨と前原日加R&E社長

新会社設立を説明する加藤日加商工社長㊨と前原日加R&E社長


 日加商工(加藤暢利社長)は、11月1日付で新会社「日加R&E株式会社」を設立した。新会社は資本金1000万円で、日加商工が100%出資。役員は代表取締役社長に同社の前原一正執行役員が就任した。その他に取締役として竹内喜紀氏、加藤規子氏(一級建築士)が就任。

 日加R&E設立のねらいは、「当社が進出しているリサイクル分野をさらに強化し、さらに芝保護マットや各種ゴムチップマットおよびゴムチップの現場施工といった建築・土木分野機能強化のために分社化した。今後、建設業の認可取得により、公共事業の各種物件の入札、材工一体受注を目指すことが可能になる」(加藤社長)。

 社名の「R&E」は、リサイクル&エンジニアリングを意味する。役員に一級建築士を招いたのはそのためで、現在建設業の認可取得に向けて準備を進めており、来年3-4月の取得を目指している。

 日加R&Eの前原新社長は「日加商工はゴムチップ、ゴムタイル、ゴム床材、マット、芝保護材等の建設・土木資材、各種安心・安全商材の販売を手がけている。今後は支援していただいている工事会社や協力会社の手を借りながら、積極的に現場施工に進出していく。

 特にリサイクル事業については、東京オリンピック開催に向けて、環境に配慮した工業用ゴム・樹脂の工程廃材などを利用したチップによる現場施工の需要が施設関連向けに出てくる可能性があるので、事業として大きくなると期待している」と話す。

 ■日加R&Eの概要
 ▽設立=16年11月1日▽資本金=1000万円▽代表者=社長前原一正▽決算期=4月30日▽所在地=〒131-0033東京都墨田区向島3-14-9(日加商工本社内)、TEL03-3625-1223、FAX03-3625-1228▽大株主=日加商工100%▽事業内容=ゴム・樹脂製品他の販売・施工、人工芝の販売・施工、ゴルフ場用資材・その他床材シート・各種ゴムシート等の販売・各種リサイクル事業

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