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【トピック】

フコク物産の木部社長と母の工芸二人展(第3回)

商社 2018-04-16

木部美知子さんの弥生土器を図案とした麦わら貼り細工


 フコク物産の木部美枝社長と母親の美知子さんは3月26(月)-31日(土)まで東京・京橋のギャラリーモーツァルトで二人展を開いた。二人展は一昨年、去年に続き3回目。

 木部社長は、かねて皮革を使った造形作品作家として日本現代工芸美術展、日展などに入選する腕前だが、社長業が忙しく今回は旧作数点を展示した。

 今回の展示のメインは母・美知子さん(89)の麦わら細工作品。従来得意としていた縄文土器ばかりでなく新たに弥生土器をモチーフにした新作二十数点を展示した。

 麦わら細工は、フコク物産本社のある大森地区の伝統工芸品で、江戸時代は東海道の旅土産として重宝された。美知子さんは十数年前から「大森麦わら細工の会」に属して桐箱に貼り細工を施した作品を制作、この十余年の作品は百点を優に超える。

 図案は全国各地で出土した土器の写真を元に美智子さんが創造性豊かな色彩を加えて造形したもの。これが麦わらの持つ金属的な光沢と相まって伝統的かつ近代的な味わいの作品となっている。

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