仕入先、得意先など220人が参加
ヤマカミ共進会を開催
商社 2017-11-27
ヤマカミ(山上茂久社長)は11月17日、同社と仕入先や得意先で構成する「ヤマカミ共進会実務者会」を東京・江東区のホテルイースト21東京で開催した。
当日は仕入先各社の商品展示会、講演会、懇親会「コミュニケーションの夕べ」を開くなど、総勢220人が参加する盛大な催しとなった。
商品展示会では、ヤマカミの小間をはじめ、オーサカゴム販売、クラレプラスチックス、タイガースポリマー、十川産業、ニッタ/ゲイツ・ユニッタ・アジア、八興、日立金属商事/東北ゴム、プラス・テク、ブリヂストン化工品ジャパン、三ツ星ベルトから新製品および注力製品などが展示された。
展示会終了後は部屋を移し、元読売ジャイアンツの吉村禎章氏(11月1日付で巨人軍打撃総合コーチに就任)を講師に招き、「野球が教えてくれたこと」と題した講演会を開催した。
講演会終了後はパーティ会場において、「ヤマカミ共進会実務者会」が開催された。
冒頭、ヤマカミ共進会の会長を務める亀田元秀氏(蒲田ゴム会長)があいさつし、「ヤマカミ共進会は現在、得意先43社、仕入先・メーカー11社ならびにヤマカミの計55社が会員となっている。平成8年6月に発足し、21年以上が経過したことになる。会場にはヤマカミの社員も多数出席しているので、この機会に懇親を深めてほしい」とあいさつした。
続いて山上ヤマカミ社長が、ヤマカミグループの業績動向として、「9月までの半期(4-9月)の業績は、売上高が前年同期比111%で推移した。通期では123億から125億円になるのではないかとみている。また、国内のグループ会社を含めると約135億円になると思う。内容については、工業用品が80%、土木・住宅用木材が20%の構成比で推移している。工業用品の中では、ベルトとホースと工業品でそれぞれ3分の1ずつの構成になっている。業界でいうと半導体、液晶、工作機械向けの商品が堅調に推移した。また、今年度は顧客満足度調査を実施した。それによると、①提案型営業をしてほしい②価格体系について見直しをしてほしい③見積もりや納期の対応を早くしてほしい――などという声が寄せられている。また、商品についても従来の部品だけでなく、部品を使ったユニット、装置、システムというように総合的な提案をしてほしいという声もあった。
そこで当社としては、要望に応えられるよう即納体制の仕組みに変えていく。従来の部品に加工をつけて差別化できる商品を提供できるようにしていく。製造については精度の高い高品質なもの、省力化につながる設備投資を活発にしていきたいと思う。今年度も計画通りに設備投資を進めているが、これがきちんと稼働して喜んでもらえるようにしていきたい。
一番重要なのは、人材の育成、質の向上を進めていく。いままでよりも密度の濃い業務を遂行してスピーディーに仕事を進めていくような働き方改革をやり始めた。いままでの仕組みにとらわれることのない業務のシステム作りをしていく計画だ」と語った。
続いてヤマカミ共進会役員の紹介が行われ、塩谷任士氏(東京シオノヤ社長)の乾杯の発声で懇親に入った。
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