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国内タイヤ輸送におけるモーダルシフトの取り組みで

TOYO TIRE、物流事業者の業界団体から2つの賞を受賞

タイヤ 2025-07-02

 TOYO TIREは、製造するタイヤの国内輸送において、これに関わる複数事業者と協業、推進したモーダルシフトの取り組みが評価され、第26回物流環境大賞における「低炭素物流推進賞」を共同受賞した。

第26回物流環境大賞「低炭素物流推進賞」(左)、令和6年度「海運モーダルシフト大賞」(右)


 また、併せて、同社はエコシップ・モーダルシフト事業実行委員会から「令和6年度エコシップマーク認定事業者」に選出されるとともに、その取り組みが評価され、同委員会から「海運モーダルシフト大賞」を受賞した。

 同社は従来、三重県(桑名工場)から広島県への製品輸送においてはトラックによる陸上輸送を行ってきたが、この一部に内航船による海上輸送(四日市港から広島港)を採り入れることによって、全行程におけるCO2排出量を56%削減。また、海上輸送では同区間で回送していた空コンテナをタイヤの積載に活用し、輸送効率化とコスト低減を実現。さらに、桑名工場での荷詰め時には、海外輸出に使用している専用コンベアを利用することでトラックドライバーの荷役作業の負担を半減した。

 なお、工場周辺と広島県の各倉庫で在庫の適正管理を徹底し、天候などによる海上輸送時の遅延リスクの影響も最小化している。

 今回の2つの受賞は、大規模で革新的なモーダルシフトであることに加え、荷主と物流事業者の双方がメリットを享受しつつ、CO2排出量削減を達成していることなど、同社の低炭素物流推進に向けた取り組みが高く評価されたもの。

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