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テクニカルセンターの稼働も

住友ゴム工業が米・欧・アフリカ市場強化

タイヤ 2016-08-22

 住友ゴム工業は、米グッドイヤー社とのアライアンス解消で自由度の増した北米・欧州・アフリカ市場でのタイヤ生産・販売体制をさらに強化する。

 米州では、米国工場とブラジル工場の生産能力を増強。米国工場では需要の多いSUVタイヤを中心に、乗用車用・ライトトラック用タイヤの生産能力を拡大。ブラジル工場ではトラック・バス用タイヤの現地生産化に取り組む。

 欧州・アフリカでは、南ア工場で高性能タイヤを中心に生産能力を増強中。また18年7月からトラック・バス用タイヤ生産の開始を計画している。

 18年1月にはドイツにある開発・販売・技術サービスを行うグループ3社を一カ所に集約し、開発・販売体制をより機能的にする。

 また現地に密着した製品開発を行うため17年1月に米国テクニカルセンターを、17年8月に欧州テクニカルセンターを本格稼働させる。これにより「米州・欧州・アフリカ市場での顧客ニーズをいち早く取り入れて商品力を高めていく」(池田育嗣社長)。

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