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【特集】低燃費タイヤ-メーカーに聞く「低燃費の次に求められる性能は」

住友ゴム工業、実感できる快適性能

タイヤ 2017-05-18

LE MANS Ⅴ

 
 住友ゴム工業が今年2月から新発売した低燃費タイヤ「LE MANS Ⅴ(ル・マン ファイブ)」は、乗り心地性能と静粛性能を大幅に高め、実感できる快適性能を実現している。これらの性能を実現するため、新技術「SHINOBIテクノロジー」を搭載している。低燃費タイヤの新たな方向性を示すル・マン ファイブを通して、低燃費性能以外に求められる機能は何か?同社の角屋眞実子タイヤ国内リプレイス営業本部販売企画部課長に聞いた。

 ■低燃費性能にプラスアルファ
 当社はここ数年、低燃費タイヤのスタンダードモデルである「エナセーブ」シリーズに低燃費性能だけでなく、プラスアルファの性能として長持ち(ロングライフ)を標準搭載している。一般ユーザーのニーズを聞くと、ロングライフは経済性にもつながるとして関心が高く、そうした要求に応えたエナセーブの販売は好調に推移している。一方、長持ちだけでなく静粛性能、操縦安定性を求めるニーズも高い。そのため、低燃費性能と長持ち(ロングライフ)をスタンダード機能とし、プラスアルファとしてこれら静粛性能や操縦安定性能を加えた商品についても発売している。いずれにしてもタイヤの付加価値は、ユーザーが求める性能によって決まってくるが、全体としては快適性能を求める傾向が強くなっていると感じている。

 ■実感できる快適性能
 当社が展開するスタイリッシュなコンフォートタイヤとして「ル・マン」ブランドがあり、今年で販売展開36年目を迎える。そのル・マンの15代目新モデルとして2月から新発売した「ル・マン ファイブ」は、当社開発陣が“誰が乗っても実感できる快適性能”をコンセプトに開発した低燃費タイヤの自信作だ。2006年発売の「ル・マンLM703」は世界で初めて、タイヤ内部の空気振動に起因するノイズ(空洞共鳴音)を低減する「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」技術を搭載したタイヤで、「ル・マン ファイブ」はさらに新技術を採用することで乗り心地性能、静粛性能といった快適性能を大幅に高めることに成功した。

 ■SHINOBIテクノロジー
 サイレントコアに加え、新たに採用したのがSHINOBIテクノロジーだ。サイドウォールとトレッド部のクッション性を向上させることでタイヤの振動を吸収する新技術で、“SHINOBI”とは目線のブレがなく静かに走る忍者のイメージからネーミングした。これにより当社従来品ル・マン4に比べ、ロードノイズを36.9%低減、パターンノイズを32.4%低減している。

 ■新プロファイルを採用
 SHINOBIテクノロジーの開発にあたっては、タイヤの骨格(プロファイル+パターン)を一から見直すことで、サイドウォールとトレッドのクッション性を向上させた。採用した新プロファイルは、サイドウォール全体がたわみ、路面からの衝撃を効果的に吸収するとともに、接地形状を丸くすることでトレッド部中央から徐々に、しかも滑らかに接地、路面からの衝撃を緩和し振動を抑制する。

 ■店頭体感ツール
 「選べるダンロップ」のキャッチコピーは今年で2年目に入ったが、1人ひとりに一番合ったタイヤをわかりやすく伝えるため、今回はル・マン ファイブの発売を機に、SHINOBIテクノロジーによる乗り心地性能と、静粛性能を実感してもらうサイレントコアの店頭体感ツールをそれぞれ用意した。加えてユーザーの乗り方や目的に合わせたタイヤの選び方を、店頭でわかりやすく“見える化”することにも力を入れている。

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