競うことで技術サービス向上へ
TOYO TIRE、TBタイヤ作業コンテストを開催
タイヤ 2022-09-20
TOYO TIREは9月8~9日、新潟トーヨー長岡新産営業所(新潟県長岡市)で第3回「トラック・バスタイヤ作業コンテスト」を開催した。同コンテストは2020年、2021年とコロナ禍で中止しており、今回は2019年以来3年振りの開催となる。
同コンテストは、①作業手順の平準化②サービスマンの作業知識・作業スキルのレベルアップ③サービスエンジニアの育成④TOYO TIREグループの作業基準の徹底―を基本テーマとして実施している。トーヨータイヤジャパン本部主催の「サービスマン研修」を受講した従業員の中から、自主系代理店2人、トーヨータイヤジャパンから8人の計10人を代表として選出。8日に筆記テスト(100点)、9日に実技テスト(200点)が行われた。
実技テストでは、「正しい作業知識・適切な報告書作成・不良原因予見」の習得度合いや、TOYO TIRES作業標準に沿った「安全かつ正確な作業」の遂行度合いに加え、作業内容、点検内容の説明、作業後の増し締め入庫の提案といった接客も重要な審査ポイントになる。
荒木隆史トーヨータイヤジャパン取締役執行役員・企画本部長は「運輸業界では2024年問題、ドライバー不足、高度物流人材の育成などが課題とされている。なかでも2024年問題では法改正により、時間外労働時間などドライバーの拘束時間に制限が掛かり、従来自社で行っていたタイヤ交換作業がタイヤメーカーに移管されることが想定される。お客様への安心・安全と確実な作業の提供を行うためにも、サービスパーソンの研修で作業手順の平準化を図り、レベルの高い作業を競うことでTOYO TIREとしての技術サービスの向上を目指し、当コンテストを開催する」と語った。
コンテストの結果、トーヨータイヤジャパン関東支社深谷営業所の高野将太氏が最優秀賞を、同西日本支社広島営業所の内本辰朗氏が優秀賞を受賞。2人には、「サービスマスター」の資格が認定された。最優秀賞を受賞した高野氏は、「素直に嬉しく思うと同時に責任感が大幅に増し、プレッシャーも感じている。周りで支えてくれた方達には感謝の気持ちでいっぱいだ。これからも常に心にある『技術と安心・安全を売っていく』をモットーに、今まで以上に慎重かつスピーディに取り組んでいく」と語った。
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