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LEED GOLD認証を取得

ブリヂストン 、イノベーションセンターの環境性能が評価

タイヤ 2022-07-21

 ブリヂストンのイノベーション拠点Bridgestone innovation Park内にあるイノベーションセンター「B-Innovation」(東京・小平)が、環境性能評価システムLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)認証でGOLD認証を取得した。同社グループでの同認証取得は、グローバルで5拠点目、国内で初となる。

LEED GOLD認証マーク



 LEED認証は、非営利団体USGBC(U.S.Green Building Council)が開発、運用し、GBCI(Green Business Certification)が認証審査を行う、建築や都市環境の環境性能評価システム。申請された建築や都市環境が、その設計、建設、維持・オペレーション方法において、コストや資源の削減、再生可能エネルギーの利用促進など、様々な環境配慮や人々の健康への影響を考慮しているかを評価している。認証は、「標準認証」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」に区分され、ゴールドの取得は申請全体の1割程度と非常に高レベルの評価となる。

 B-Innovationは、4月に本格稼働したBridgestone Innovation Parkの主要施設で、同社のコア技術や製品を実際に見て触ってアイデアを膨らませる場であるBridgestone Open Innovation Hub、工作機械などを有しアイデアを形にする場となるラフプロトスタジオ、社外のパートナーが使用できる共創オフィスなどを有する。建築設計段階から自然環境や人々の健康への配慮を計画に盛り込んで構築されている。

B-Innovation外観


 今回の認証取得では、主に①建設廃棄物の50%以上再利用・再資源化②建築設計により、LEED規定のエネルギー効率性基準から24.2%エネルギー削減③建物内の水使用量をLEED規定の基準から約35.6%削減④建築材の約16%をリサイクル資材で賄う――などの取り組みが高く評価された。

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