「MICHELIN PRIMACY SUV+」
日本ミシュランタイヤ、SUV専用プレミアムコンフォートタイヤを発表
タイヤ 2022-03-08
日本ミシュランタイヤは2月25日、オンラインで記者会見を開催し、SUV専用プレミアムコンフォートタイヤの新製品「MICHELIN PRIMACY SUV+」を発表した。同製品は5月19日から順次発売を開始。展開サイズは15~20インチまでの全28サイズで価格はオープン。
冒頭、須藤元日本ミシュランタイヤ社長は、「SUVは市場で確固たるシェアを持つまでに成長しており、その背景には、ユーザーの多様かつ新たなニーズが存在している。当社ではタイヤの開発基準である“すべての性能を妥協しない”『MICHELIN Total Performance』、“最後まで続く性能”を目指す『Performance Made to Last』を追求し、ユーザーが求める快適性や高速安定性を両立していく。当社のSUV向け製品は、走りを楽しむ『PILOT SPORT 4SUV』、くつろぎを味わう『PRIMACY SUV+』、雪も走れる夏タイヤ『CROSSCLIMATE SUV』と新たなラインアップが揃った」とあいさつした。
同製品は、シリカを多く配合したコンパウンドを採用することで、転がり抵抗を犠牲にすることなく、優れたドライ&ウェットブレーキ性能を発揮。また、U字型の主溝と溝底まで深く刻まれたフルデプスサイプが、摩耗による急激な排水性能の低下を抑制する。ウェットブレーキ性能は、従来品「PREMIER LTX」比で約8.2%向上。タイヤラベリング制度では、28サイズ中24サイズが転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」を獲得している。
また、従来品に対してトレッドのブロック数を増やすことでノイズのピークを下げ、騒音エネルギーを低減。パターンノイズを従来品比で約27.9%低減し、優れた静粛性を実現。加えて、サイプ内の突起によってブロック同士が互いに支え合い、倒れ込みを抑制する「スタビリ・グリップ・サイプ」が、高速走行時の安定性とハンドリング性能の向上に貢献する。
最適地生産でCO2削減
また同社では、サステナビリティにも着目。PRIMACY SUV+の生産国を北米からタイ、中国などのアジアに変更。最適地生産を推進することで、輸送距離を短縮し、輸送時のCO2排出量を抑制している。
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