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2021年12月期第2四半期業績

ブリヂストン、大幅な増収増益

タイヤ 2021-08-10

説明する石橋代表執行役 Global CEO


 ブリヂストンの2021年12月期第2四半期(1~6月)業績(IFRS)は、売上収益が1兆5,687億8,900万円で前年同期比24.2%増、調整後営業利益が1,761億7,300万円で同369.3%増、純利益が1,236億1,900万円(前年同期は302億1,400万円の損失)だった。「原材料高騰の影響を売値/MIXの改善でカバー。経費・コスト構造改革の効果も寄与し、第2四半期の調整後営業利益率は第1四半期からさらに改善した」(ブリヂストン)。

 調整後営業利益段階の増減要因をみると、増益要因として数量で840億円、加工費で750億円、売値で180億円、MIXで130億円、為替で30億円、減益要因として営業費で230億円、原材料で190億円、南米通貨で70億円、その他で54億円、米州建築資材事業売却影響を除き、差し引き1,386億円の増益となった。

 セグメント別にみると、日本は売上収益が4,558億円で同11%増、調整後営業利益が367億円で同86%増。米州は売上収益が6,698億円で同27%増、調整後営業利益が950億円で同249%増。欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカは売上収益が3,307億円で同37%増、調整後営業利益が163億円(前年同期は142億円の損失)。中国・アジア・大洋州は売上収益が1,851億円で同25%増、調整後営業利益が229億円で同170%増となり、全セグメントで増収増益を計上した。

 タイヤ別では、乗用車用タイヤ(PSR)/小型トラック用タイヤ(LTR)は売上収益が7,894億円で同25%増、調整後営業利益が1,121億円(同98億円の利益)。トラック・バス用タイヤ(TBR)は売上収益が3,700億円で同24%増、調整後営業利益が410億円で同170%増。スペシャリティーズ(建設・鉱山車両用タイヤ/航空機用タイヤ/農業機械用タイヤ/二輪車用タイヤ)は売上収益が1,912億円で同20%増、調整後営業利益が362億円で同39%増だった。

 多角化事業は売上収益が1,797億円、調整後営業損失が22億円。そのうち、スポーツ・サイクル事業は売上収益が387億円、調整後営業利益が13億円。米州多角化事業(空気バネ)は売上収益が196億円、調整後営業利益が27億円。化工品事業は売上収益が1,199億円、調整営業損失が62億円。「化工品事業については昨年対比で利益率は改善しているものの、引き続き事業ポートフォリオの課題を抱えている」(同)。
 

通期業績予想を上方修正

 同社は2021年12月期通期業績予想を上方修正した。「タイヤ需要はグローバルでの回復基調継続により、前年対比で堅調に増加することを見込んでおり、上期に半導体不足の影響を強く受けたOE需要についても下期には需要が回復することを想定している。新車用、補修用ともに全ての地域で対前年で大幅な販売増を計画しているが、特に堅調な建設需要、運送需要を背景とし、TBR、ORRの大型、中小型で強い販売回復を見込んでいる。また、PSRでは引き続き18インチ以上の高インチタイヤの販売が大きく伸長し、全体の販売数量増だけでなく、販売MIXの向上が進展する見通しだ」(同)。

 ■2021年12月期通期業績予想
 ◇売上収益=3兆3,200億円(前回予想3兆100億円、増減率10.3%増)◇調整後営業利益=3,600億円(同2,600億円、同38.5%増)◇純利益=3,250億円(同2,610億円、同24.5%増)

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