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「NorthContact NC6」

コンチネンタルタイヤ、冷結路面で性能を発揮するスタッドレスを発売

タイヤ 2019-08-20

 コンチネンタルタイヤ(日本法人:コンチネンタルタイヤ)は、過酷な日本の凍結路面での安全・安心な走行を目指して氷上性能を向上させたニュー・スタンダード・スタッドレスタイヤ「NorthContact NC6(ノース・コンタクト・エヌ・シー・シックス)」を9月から順次発売する。

「NorthContact NC6」



 発売サイズは15インチから22インチまでの39サイズで、今後もサイズ拡大を予定している。価格はオープンプライス。

 「NorthContact NC6」は、日本の降雪エリアの需要とスタッドレスタイヤに求められる性能に積極的に応えるため、最重要性能である氷上性能に注力。その優れたウィンター性能とドライ路面でのハンドリング性能で高い評価を得ていた従来品「ContiVikingContact 6(コンチ・バイキング・コンタクト・シックス)」から、氷上性能を大きく向上。また、高まる環境への関心に配慮し、燃費性能も大きく改善している。

 同社では、2018年に発売を開始した左右対称パターンの採用でウェットおよびシャーベット路面での排水性を大幅に高め、北欧やロシア、日本の多様な冬のロードコンディションでもバランスの取れた高い性能を発揮するプレミアム・スタッドレスタイヤ「VikingContact 7(バイキング・コンタクト・セブン)」と共に、「NorthContact NC6」で日本のドライバーのニーズに合わせた選択肢を提供する。

 「NorthContact NC6」に採用した最新テクノロジーと特徴

 

■低温下でもゴムを柔軟に保ち、高性能を長く維持する 「ノルディック・コンパウンド+(プラス)」

 高充填率を誇るシリカベースの低温耐性に優れたゴムと、独自の柔軟剤「耐寒性ソフトジェル」を均一にミックスしたハイテク低温ソフトコンパウンドを採用。冬の極寒-低温環境でも優れた弾性を維持し、路面の凹凸にもしっかり密着。優れたグリップ性能とブレーキ性能を発揮する。経時劣化しにくい特性を備え、高い安全性や燃費性能など、本来のパフォーマンスを長期間にわたって維持する。

 

■凍結路面での強力なグリップと優れたブレーキ性能 「ゲッコー・グラブ・パターン」

 トラクション、ブレーキング、コーナリング時の性能を総合的に高める、独自の左右非対称パターンを採用。トレッド面にはゲッコー(ヤモリ)の足の裏のように、多数の溝とサイプを配置。ショルダー部のブロックの溝には、1つおきに、左右のショルダーでオフセットになるように「3D・トライアングル・エッジ」を入れ、雪柱せん断力を増大させることで、雪上路面でのグリップ性能を強化した。ブロックの外側に配置した傾斜の強い波型サイプで、タイヤのひっかき効果を高め、コーナリング時のサイドグリップを向上。さらに、氷上路面の液体層を破断・除去し、アイスグリップを強化するため、ショルダー部の内側にある横に長いサイプを入れた。このパターンにより、ゲッコー(ヤモリ)が容易にガラスの上を這うことができるような強力な総合グリップ力を実現。強いブレーキ性能と登坂力を発揮して、ウィンタードライビングシーンに安心感をもたらす。

 

■快適なウィンタードライビングを実現、高い静粛性を実現する 「千鳥トレッド・パターン」

 ジグザグの千鳥状に配置された溝がノイズの周波数を分散させることで、耳障りなノイズピークを抑制。ショルダー部のブロック幅を変えることによって、路面と接触した際に発生する打撃音の発生タイミングをずらし、ドライバーが不快に思う単一的で高い音のパターンノイズを聴こえづらくし、静かで快適なドライビングを実現する。

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