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グアユール由来天然ゴムを使用

ピレリがタイヤテスト実施

タイヤ 2016-01-11

グアユール

グアユール


 伊ピレリは15年12月、自社のテストコース等で、新型プロトタイプタイヤを装着したマセラティ・ギブリに同社初のグアユール由来の天然ゴムを使用したウルトラ・ハイパフォーマンスタイヤを装着し、テスト走行を行ったと発表した。

 ピレリは2013年、イタリア最大の総合石油持ち株会社、エニ傘下の化学会社ヴェルサリスと、タイヤ開発に必要なグアユール由来天然ゴムの独占供給契約を締結した。その後、素材の研究開始からわずか2年後という早さでサーキットでのテストにこぎつけた。

 ピレリによると、ヴェルサリスによるラバー抽出技術やグアユールの樹脂特性にも支えられ、タイヤを構成するゴム以外の部分との適合性を保ちつつ性能要求を満たすことが可能な素材を得て、プロジェクトを推進した。

 グアユールは、乾燥地帯に生息する非食用作物で、農薬を使用することなくわずかな水で栽培することが可能であることから、パラゴムノキに代わる有効な素材とされている。ヴェルサリスによる研究は、産業全般でグアユールを組み入れる広範囲な技術基盤の一翼を担い、南ヨーロッパでの実験的な栽培に始まり、タイヤを構成する天然ゴムを抽出する技術へと展開された。

 今後、タイヤを始め自動車および建設業界で使用する樹脂が製造可能になっているほか、製薬や医療の分野でもグアユールの活用が見込まれている。

 ピレリが今回のテストに高性能車を用いたのは、タイヤに可能な限り大きな負荷を課して、最大限に意味のある結果を引き出すためであった。同社では、第一段階の成功を経て、次回はプロトタイプタイヤをウィンターコンディション下でテストする予定としている。

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