ピレリ、19年仕様のタイヤを継続使用

　ピレリは12月10日、F1において2019年仕様のタイヤを2020年シーズンも継続使用すると発表した。同決定は、これまでのテスト結果およびアブダビでの各チームによる評価を経て、テクニカル・レギュレーション12.6.1条に基づく投票が行われた結果によるもの。

　同社とFIAおよびF1チームは、①2019年仕様と異なるタイヤ構造に対応する必要が無くなることで、各チームが2020年型マシンの設計変更を行わずに済むこと②各チームが進行中の2020年型マシン開発を中断なく継続できること③現行レギュレーションの最終年となる2020年、2019年型タイヤを継続使用することによって、各チームに安定性と熟知したタイヤのアドバンテージが得られること――などを考慮し、今回の決定に至った。