日本ゼオンがスーパーグロース法によって製造する単層のカーボンナノチューブ(CNT)「ZEONANO SG101」は,①単層である②比表面積が大きい③長尺である④高純度である──といった優れた特長から,エネルギー分野やエレクトロニクス分野など幅広い用途展開が期待されている。そのうちの1つで,実用化に向け動き出している用途が熱電変換モジュール。「ZEONANO SG101」を薄膜のシート状にしたもので,温度差により発電する。その電気を活用し,検知装置などを起動する取り組みが視野に入っている。「ZEONANO SG101」を用いた熱電変換モジュールについて,日本ゼオンの内田秀樹総合開発センターCNT研究所新製品開発チームチームリーダーに熱電変換モジュールの原理から展開,今後の課題等を聞いた。

 ■熱が電気に変換される原理
 熱電変換は,

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