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2025年3月期業績

朝日ラバー、医療・衛生用ゴム事業は増収大幅増益

決算 2025-05-14

 朝日ラバーの2025年3月期(2024年4月~2025年3月)業績は、売上高が76億3,900万円で前期比6.4%増、営業利益が200万円で同98.5%減、経常利益が3,100万円で同84.0%減、純損失が2億3,600万円(前期は1億3,300万円の利益)。

 セグメント別では、工業用ゴム事業が売上高58億7,400万円で同4.1%増、営業利益1億1,400万円で同62.3%減。自動車向け製品の受注は、同社採用車種の販売低迷により光学事業のASA COLOR LEDの受注が減少した一方で、機能事業の精密用ゴム製品が新規受注を拡大したことにより増収。卓球ラケット用ラバーも前期からの受注増加傾向が継続し増収。一方、RFIDタグ用ゴム製品は、経済環境や生産調整の影響により減収。

 光学事業のASA COLOR LEDの固定資産については、事業環境や今後の業績等を勘案し将来の回収可能性を精査した結果、減損損失2億8,500万円を特別損失に計上した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高17億6,400万円で同15.0%増、営業利益1億7,400万円で同45.2%増。診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓や医療用逆止弁、医療シミュレータなどの受注増加が継続した。

 2026年3月期業績は、売上高76億4,300万円で前期比横ばい、営業利益1億6,000万円(前期は200万円の利益)、経常利益1億5,900万円で同409.8%増、純利益1億700万円(同2億3,600万円の損失)を見込んでいる。

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