リケンテクノス、エラストマーコンパウンドは販売増

　リケンテクノスの2025年3月期第2四半期（4～9月）業績は、売上高が633億9,100万円で前年同期比3.2％増、営業利益が47億7,600万円で同31.9％増、経常利益が47億800万円で同12.0％増、純利益が26億1,400万円で同4.3％増だった。

　トランスポーテ―ションセグメントは売上高が201億8,600万円で同8.9％増、セグメント利益が22億4,000万円で同65.7％増。国内は自動車生産は横ばいだったが、エラストマーコンパウンドの販売増加に加え、高騰した原材料の価格転嫁により増収。セグメント利益は、国内のエラストマーコンパウンドの新規拡販と国内外の販売価格の適正化により増益となった。

　デイリーライフ＆ヘルスケアセグメントは売上高が181億7,300万円で同7.0％増、セグメント利益が16億1,600万円で同34.1％増。同セグメントでは、ゴム代替のエラストマーを重点分野と位置づけているが、上期は国内では医療用栓体、飲料用キャップシールのエラストマーコンパウンドの販売が増加。下期にかけては、国内でシリンジガスケットと輸液栓エラストマーコンパウンドの新規拡販に向けた顧客商品取得活動を開始するとともに、海外ではシリンジガスケットの顧客商品取得活動を継続していく。

　通期業績予想を修正
　同社は第2四半期までの結果を反映し、通期業績予想を修正した。

　■2025年3月期通期業績予想
　◇売上高＝1,300億円（前回予想変わらず）◇営業利益＝100億円（前回予想92億円、増減率8.7％増）◇経常利益＝100億円（同95億円、同5.3％増）◇純利益＝56億円（同52億円、同7.7％増）