2026年3月期第2四半期業績
リケンテクノス、トランスポーテーションは増収減益
決算 2025-10-31
リケンテクノスの2026年3月期第2四半期(2025年4~9月)業績は、売上高が655億6,700万円で前年同期比3.4%増、営業利益が55億3,300万円で同15.8%増、経常利益が54億8,600万円で同16.5%増、純利益が34億6,100万円で同32.4%増だった。
セグメント別にみると、トランスポーテーションは、売上高が210億8,800万円で同4.5%増、営業利益が21億9,500万円で同2.0%減。国内は、同市場へのエラストマーコンパウンドの販売増加により増収。海外は、ベトナムおよびタイでの塩ビコンパウンドの販売増加により増収となった。利益は、国内外でのコスト上昇により前年同期並みとなった。
デイリーライフ&ヘルスケアは、売上高が184億2,500万円で同1.4%増、営業利益が19億5,800万円で同21.1%増。国内は、生活資材向け塩ビコンパウンド、エラストマーコンパウンドの販売が堅調に推移したものの、家庭用ラップの販売が減少したことで減収。海外は、主にASEANでの医療市場向け塩ビコンパウンドの販売が増加したことで増収となった。利益は、国内外でのコンパウンドの販売増加により増益となった。
エレクトロニクスは、売上高が128億1,200万円で同4.9%増、営業利益が8億800万円で同79.7%増。国内は、各種コンパウンドにおいて原材料の価格転嫁が進んだことで増収。海外は、タイ市場・中国市場における塩ビコンパウンドの販売増加により増収となった。利益は、国内におけるコンパウンドおよびフィルムの価格適正化により増益となった。
ビルディング&コンストラクションは、売上高が132億3,200万円で同3.4%増、営業利益が5億3,200万円で同17.4%増。国内は、建材市場向けフィルムの販売は伸び悩んだものの、原材料の価格転嫁および塩ビコンパウンドの販売が増加したことで増収。海外は、タイでの塩ビコンパウンドの販売が減少したことで減収となった。利益は、国内におけるコンパウンドおよびフィルムの価格適正化により増益となった。
通期業績予想を修正
同社は2026年3月期通期業予想を修正した。売上高、営業利益、経常利益は前回予想を据え置くが、純利益については政策保有株式の売却を見込むことから前回予想を上回る見込み。
■2026年3月期通期業績予想
◇売上高=1,340億円(前回予想と変わらず)◇営業利益=105億円(同)◇経常利益=103億円(同)◇純利益=65億円(前回予想58億円、増減率12.1%増)
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