2025年3月期第1四半期業績
アキレス、産業資材事業は増収増益
決算 2024-08-08
アキレスの2025年3月期第1四半期(2024年4~6月)業績は、売上高が187億7,600万円で前年同期比1.0%増、営業損失が3億1,400万円(前年同期は4億3,500万円の損失)、経常利益が4,500万円(同1億7,800万円の損失)、純損失が3,900万円(同1億8,200万円の損失)だった。
セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が95億7,600万円で同0.7%増、営業利益が9,500万円で同31.7%減。
プラスチック事業のうち、中間財については、車輌内装用資材は国内市場での自動車メーカーの生産回復や為替換算の影響により増収。フイルムは医療・医薬分野が流通在庫調整の長期化により苦戦したが、エレクトロニクス分野ならびに欧州を中心としたエクステリア分野の受注回復や為替換算の影響により増収。建装資材は床材は医療施設用が大きく伸長し好調に推移したが、壁材は市況低迷の影響により苦戦し減収となった。その結果、中間財の売上高は91億3,500万円で同1.5%増となった。
消費財については、防災対策商品は米国市場でのボートの販売が伸び悩み、低調に推移した結果、消費財の売上高は4億4,000万円で同14.7%減となった。
産業資材事業は売上高が68億7,400万円で同3.8%増、営業利益が4億7,500万円で同86.9%増。
産業資材事業のうち、中間財については、ウレタンは寝具向けが復調し増収。断熱資材はボード製品が非住宅建築向けで好調に推移したことなどによる増収。工業資材は半導体ウエハー搬送用部材が国内、海外で回復基調で推移したことや、医療機器向け大型成型品の伸長および為替換算の影響により増収となった。その結果、中間財の売上高は66億7,300万円で同4.7%増となった。
純利益予想を上方修正
同社は2025年3月期第2四半期業績予想および2025年3月期通期業績予想に関して、純利益の上方修正を発表した。2025年3月期第2四半期に固定資産売却益を特別利益に計上することから、純利益が前回予想を上回る見込み。
■2025年3月期第2四半期業績予想
◇売上高=400億円(前回予想と変わらず)◇営業損失=3億円(同)◇経常損失=1億5,000万円(同)◇純利益=15億5,000万円(前回予想0百万円)
■2025年3月期通期業績予想
◇売上高=840億円(前回予想と変わらず)◇営業利益=2億円(同)◇経常利益=5億円(同)◇純利益=18億5,000万円(前回予想3億円、増減率516.7%増)
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