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2025年3月期第1四半期業績

フコク、防振事業は増収増益、ホース事業は減収増益

決算 2024-08-06

 フコクの2025年3月期第1四半期(2024年4~6月)業績は、売上高が222億2,600万円で前年同期比3.3%増、営業利益が9億8,000万円で同47.0%増、経常利益が12億8,800万円で同56.1%増、純利益が7億3,800万円で同92.5%増だった。

 セグメント別にみると、機能事品事業は売上高が95億500万円で同4.5%増、営業利益が11億3,700万円で同29.2%増。自動車メーカーの生産が復調したことおよび為替換算の影響により増収。合理化効果や原材料価格などの上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 防振事業は売上高が100億7,600万円で同8.4%増、営業利益が6億7,100万円で同41.5%増。インド、米国での需要増加および為替換算の影響により増収。合理化効果や金具鋼材費の上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 ライフサイエンス事業は売上高が2億5,200万円で同24.5%増、営業利益が6,400万円で同37.0%増。受注が好調なことを受けて増収増益となった。

 金属加工事業は売上高が13億6,700万円で同22.0%減、営業損失が1,600万円(前年同期は2,500万円の利益)。現在、採算性向上のため非採算部品の事業縮小を進めていることから減収。合理化効果や金具鋼材費の上昇を売価に反映したものの営業損失となった。

 ホース事業は売上高が12億1,100万円で同11.6%減、営業利益が5,900万円で同62.3%増。東南アジアなどでの需要減少により減収。合理化効果や原材料価格などの上昇を売価に反映したことにより増益となった。

 2025年3月期通期業績は、売上高930億円で前期比4.7%増、営業利益48億円で同31.6%増、経常利益48億円で同17.2%増、純利益37億5,000万円で同22.9%増を見込んでいる。

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