PAGE TOP

2024年3月期第2四半期業績

三ツ星ベルト、国内ベルト・海外ベルトとも減収減益

決算 2023-11-08

 三ツ星ベルトの2024年3月期第2四半期(2023年4~9月)業績は、売上高が420億2,800万円で前年同期比1.3%減、営業利益が41億3,700万円で同10.0%減、経常利益が56億1,100万円で同2.1%減、純利益が35億9,300万円で同8.3%減だった。

 セグメント別にみると、国内ベルトは売上高が138億7,700万円で同2.9%減、営業利益が39億5,000万円で同16.4%減。自動車用ベルトは前期の半導体不足による減産からユーザーの生産が回復したことで増収。一般産業用ベルトは金融端末向けの受注は好調だったが、射出成形機や工作機械などの落ち込みによって減収。搬送ベルトは食品工場向け補修ベルトの販売は好調だったが、物流業界向けが低調だったため減収。合成樹脂素材は半導体製造装置・液晶製造装置の生産減の影響で減収となった。

 海外ベルトは売上高が224億2,400万円で同4.1%減、営業利益が13億5,200万円で同43.7%減。自動車用ベルトは欧米での四輪車用の新規需要獲得により増収。また、アジアでも自動車メーカー組み込み向けが順調に推移したことから増収。一般産業用ベルトは、アジア、中国および欧州での市況悪化により減収。また、OA機器用ベルトは、顧客の減産で減収となった。

 建設資材は売上高が31億100万円で同44.9%増、営業利益が2億5,700万円(前年同期は5,600万円の損失)。建築防水部門は酷暑により工事の進捗が遅れたため減収となったが、土木遮水部門は廃棄物処分場などの大型物件の工事が進んだことで増収となった。

 エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、電子材料、仕入商品などが含まれるその他は売上高が26億2,400万円で同4.6%減、営業利益が7,200万円で同24.1%減。日本国内および中国向けの電子部品需要が低迷で電子材料が減収となった。

 2024年3月期通期業績は、売上高845億円で前期比1.9%増、営業利益91億円で同0.8%増、経常利益93億円で同11.2%減、純利益71億円で同0.4%増を見込んでいる。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物