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2023年3月期第3四半期業績

日東化工、売上高増もコスト上昇で減益

決算 2023-02-13

 日東化工の2023年3月期第3四半期(2022年4~12月)業績(非連結)は、売上高が27億8,100万円で前年同期比10.3%増、営業損失が1,200万円(前年同期は3,900万円の利益)、経常損失が1,700万円(同7,900万円の利益)、純損失が5,900万円(同7,900万円の利益)だった。

 売上高は原材料・エネルギー価格の大幅な高騰に対応すべく販売価格改定に取り組んだことに加え、ゴム加工事業における新規案件の受注等で大幅な増収。一方、利益は販売価格改定の浸透が遅れていること等により減益となった。

 そのうち、コンパウンド事業は売上高が14億6,100万円で同4.7%増。受注が堅調に推移したこと等が寄与した。

 ゴム加工事業は売上高が13億100万円で同17.3%増。ゴムシートにおける新規案件の受注に加え、ゴムマットではブラックターフの受注が好調に推移した。
 

通期業績予想を下方修正

 同社は2023年3月期通期業績予想を下方修正した。当期および今後の業績動向を踏まえ、当第3四半期累計期間において、繰延税金資産の金額を取り崩し、法人税等調整額3,600万円を計上したことによるもの。
◇売上高=35億円(前回予想と変わらず)◇営業利益=0円(前回予想は1億円の利益)、経常損失1,200万円(同9,000万円の利益)、純損失5,500万円(同5,500万円の利益)

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