ダイキン工業、フッ素ゴムは大幅増収

　ダイキン工業の2023年3月期第3四半期（4～12月）業績は、売上高が2兆9,856億6,700万円で前年同期比29.7％増、営業利益が3,037億5,700万円で同17.1％増、経常利益が2,992億5,500万円で同12.3％増、四半期純利益が2,089億5,200万円で同16.9％増だった。

　セグメント別のうち、化学事業は売上高が1,939億1,000万円で同25.2％増、営業利益が327億1,000万円で同61.5％増。フッ素ゴムは自動車関連を中心に需要が堅調であること、原材料市況高騰を背景とした価格政策を実施したことにより売上高は前年同期を大幅に上回った。

　

通期業績予想を上方修正

　同社は2023年3月期通期業績予想の上方修正を発表した。

　■2023年3月期通期業績予想
　◇売上高＝3兆9,100億円（前回予想3兆7,600億円、増減率4.0％増）◇営業利益＝3,720億円（同3,630億円、同2.5％増）◇経常利益＝3,580億円（前回予想と変わらず）◇当期純利益＝2,350億円（前回予想と変わらず）