2023年3月期第2四半期業績
三ツ星ベルト、国内ベルト、海外ベルトは増収増益
決算 2022-11-09
三ツ星ベルトの2023年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が425億6,800万円で前年同期比14.8%増、営業利益が45億9,700万円で同15.0%増、経常利益が57億3,100万円で同29.1%増、四半期純利益が39億1,900万円で同34.4%増だった。
セグメント別にみると、国内ベルトは売上高が142億8,800万円で同2.7%増、営業利益が47億2,400万円で同24.7%増。
自動車用ベルトの売上高は、四輪車用システム製品の新機種立ち上げなどが寄与し増加、補修向けはバス、トラック用ベルトが増加した。一方、二輪車用はユーザーによる在庫調整に伴い需要が減少したことから、全体では微増となった。
一般産業用ベルトは、主要ユーザーの部品不足による減産の影響を受けたことなどから減少。一方、搬送ベルトは、食品業界や物流業界向けの販売がいずれも好調に推移したことから増加。加えて、合成樹脂素材においても市況の回復や主力製品の拡販活動が寄与し、売上高が増加した。
海外ベルトは売上高が233億8,700万円で同30.4%増、営業利益が23億9,900万円で同28.2%増。
自動車用ベルトは、ゼロコロナ政策の影響が残る中国では売上高が減少したが、東南アジアや欧米では四輪車用の売上高が回復。また、二輪車・多用途四輪車用については、米国での部品不足による生産調整の影響を受け、前年同期並みとなったが、その他の地域では堅調に推移した。
一般産業用ベルトは、東南アジアを中心に、補修市場での拡販活動により売上高が増加。また、OA機器用ベルトについても顧客の生産回復により、売上高が増加した。また、為替の円安影響も寄与した。
建設資材は売上高が21億4,000万円で同20.2%減、営業損失が5,600万円(前年同期は9,900万円の利益)。
建築部門は新型コロナウイルスの影響を受け、改修工事の遅れがあったものの、価格改定の効果もあり、前年同期並みの売上高となった。一方、土木部門は完成工事物件の減少や規模の縮小が影響し売上高は減少した。
エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、電子材料、仕入商品などが含まれるその他は売上高が27億5,200万円で同8.6%増、営業利益が9,600万円で同4.1%増となった。
通期業績予想を上方修正
同社は2023年3月期通期業績予想の上方修正を発表した。それによると、為替が円安に推移しているため、業績予想の前提となる為替レートの見直しを行い(第3四半期以降の為替レートは1ドル=136円、1ユーロ=135円に変更)、売上高および各利益の予想を修正する。
■2023年3月期通期業績予想
◇売上高=830億円(前回予想775億円、増減率7.1%増)◇営業利益=87億円(同80億円、同8.8%増)◇経常利益=94億円(同80億円、同17.5%増)◇当期純利益=68億円(同63億円、同7.9%増)
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