コラム「Front Line」
自動車生産回復でも続くCRの苦戦
会員限定 連載 2023-11-13
コロナ禍が明け、海運を中心とした物流の混乱が収束するにつれ、表面化してきた問題が在庫過多だ。港湾のロックダウン、コンテナの滞留等で、製品が思うように流れなかった中、サプライチェーンの寸断を懸念したユーザーの積み上げた在庫が、川上にあたる合成ゴムの需要に足元で響いている。
合成ゴムの中でも、クロロプレンゴム(CR)への逆風は強い。CRメーカー関係者は「合成ゴムの多くの品種が苦戦していると聞くが、その中でも最も厳しいのはCRだろう」と話す。
背景にはCR特有の理由もある。CRをグローバル供給するのはデンカ、東ソー、レゾナック、アランセオの4社と限られる。合わせて5工場(日本3工場、米国1工場、ドイツ1工場)から世界に供給しているため
-
コラム「Front Line」
人手不足のカギを握る自動化のヒント
連載 2025-03-10
-
コラム「Front Line」
減少する国内のブタジエンとそれを補う取り組み
連載 2025-03-03
-
コラム「Front Line」
買収が高めた存在感とそれに伴う販売本数増
連載 2025-02-24
-
コラム「Front Line」
毎朝の会議が高めた社内コミュニケーションとスピード、そして業
連載 2025-02-17
-
コラム「Front Line」
格差是正で、より魅力あるゴム産業に
連載 2025-02-10
-
コラム「Front Line」
人手不足が及ぼす供給への悪影響
連載 2025-02-03
-
コラム「Front Line」
新ゴム消費は漸減だが、価値はどうだろうか
連載 2025-01-27
-
コラム「Front Line」
進化や変化が問われる2025年
連載 2025-01-20
-
コラム「Front Line」
プレミアム化へのピースであるダンロップが揃う
連載 2025-01-13