コラム「Front Line」
老朽化が進む中で生き残っていくには
会員限定 連載 2023-09-18
日本の石油化学産業にとって、年を追うごとに進む設備の老朽化とどう向き合うかは、大きな課題だ。経済産業省によると、ナフサを分解しエチレンやプロピレン、ブタジエン等を生産する国内のナフサクラッカーの半数以上は、2022年段階で稼働年数が50年を超えているという。巨大なナフサクラッカーを、次々と新たに建設する中国とは対照的だ。一般的に、石油化学などの装置産業においては設備は新しく、大きな方が競争力が高い。
老朽化という課題は、合成ゴムプラントにとっても同じだ。維持更新にコストがかかり、そのコストも資材や人件費の高騰で以前に比べ膨らんでいる。一方で、
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