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コラム「Front Line」

持続可能な物流に向け、超えなければならない2024年問題

会員限定 連載 2023-07-24

 物流の重要性に、改めて目が向けられている。コロナ禍で実施された海外港湾でのロックダウンは、海運に致命的と言って良いほどの大きな支障をきたした。当時はフレート(海上運賃)も急騰したが、フレート以前に荷物が動かなかった。急騰分を払ったからといって、運べるという確証がなく、その大混乱は記憶に新しい。

 物流の新しい火種が目前に迫っている。来年以降、国内の物流に大きな混乱が起こるかもしれない。いわゆる物流の2024年問題で、来年4月から適用されるトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制等による輸送能力の不足だ。物流のシンクタンクであるNX総合研究所の試算によると、輸送能力は現行に比べ、

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