PAGE TOP

コラム「Front Line」

需給に影響はなくとも、SSBRで撤退という衝撃

会員限定 連載 2023-06-05

 住友化学が発表した、シンガポールでの溶液重合スチレンブタジエンゴム(SSBR)生産からの撤退は、世界の需給だけでみると大きな影響がなさそうだ。ただ、千葉工場(年産8,000トン)での生産こそ継続するものの、SSBRという製品を考えた時、撤退という判断には少なからず衝撃があったことは事実だ。

 同社のシンガポールのSSBRプラントは年産能力が4万トン。2024年半ばの撤退を予定しており、2014年の商業生産開始からおよそ10年で生産を止めることになる。

 タイヤに使用される合成ゴムの中でSSBRは、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物