コラム「Front Line」
EUでの合成燃料車容認がエンジン周りのゴム部品に与える影響
会員限定 連載 2023-04-03
EU(欧州連合)の決定が、今後のゴム業界にどのような影響を及ぼすのだろうか。
EUは3月28日、内燃機関(エンジン)搭載車の販売を2035年以降に禁止としていた方針を一部修正した。二酸化炭素と水素を合成し製造される合成燃料を使用する車に限り、販売を認めるという。合成燃料は、大気などから二酸化炭素を回収して製造するため、CO2の排出量を実質ゼロと見なすようだ。
欧州は2035年のエンジン車販売の禁止を打ち出し、EV(電気自動車)へのシフトを進めていた。また、そうした欧州の方針がEVへの追い風となり、EVシフトの流れは世界中で加速していた。
エンジン周りに使用されるゴム部品は、
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