コラム「Front Line」
EUでの合成燃料車容認がエンジン周りのゴム部品に与える影響
会員限定 連載 2023-04-03
EU(欧州連合)の決定が、今後のゴム業界にどのような影響を及ぼすのだろうか。
EUは3月28日、内燃機関(エンジン)搭載車の販売を2035年以降に禁止としていた方針を一部修正した。二酸化炭素と水素を合成し製造される合成燃料を使用する車に限り、販売を認めるという。合成燃料は、大気などから二酸化炭素を回収して製造するため、CO2の排出量を実質ゼロと見なすようだ。
欧州は2035年のエンジン車販売の禁止を打ち出し、EV(電気自動車)へのシフトを進めていた。また、そうした欧州の方針がEVへの追い風となり、EVシフトの流れは世界中で加速していた。
エンジン周りに使用されるゴム部品は、
-
コラム「Front Line」
下期に期待するタイヤの巻き返し
連載 2023-05-29
-
コラム「Front Line」
サステナブルのカギを握るCO2、早期の実用化も視野
連載 2023-05-22
-
コラム「Front Line」
3月期決算で明らかになった合成ゴム需要の厳しさ
連載 2023-05-15
-
コラム「Front Line」
シビアな需給バランス、NBRで明暗をみる
連載 2023-05-08
-
コラム「Front Line」
水素社会と脱炭素化に向けた大きな一歩
連載 2023-04-24
-
コラム「Front Line」
合成ゴム需要が世界的に低迷
連載 2023-04-17
-
コラム「Front Line」
迫る環境規制から見る「フッ素ゴム」の持続可能性
連載 2023-04-10
-
コラム「Front Line」
ゴム業界にも広がる賃金改善(ベースアップ)の流れ
連載 2023-03-27
-
コラム「Front Line」
新車に採用されることの意義
連載 2023-03-20