コラム「Front Line」
ホースは増えるが手放しでは喜べない
会員限定 連載 2022-06-06
先月、3年ぶりにリアル開催された「人とくるまのテクノロジー展」。新型コロナ以前の3年前が、どのような展示だったのかを明確に憶えてはいないが、少なくとも今回の展示での中心は電動車(EV)に関するもので、100年以上もの間、常に自動車を支える中心にあったエンジンに、大きな焦点は当たっていなかった。
需要の約7割を自動車が占めるゴム製品にとって、この変化が及ぼす影響は大きい。燃料用ホースやオイルシールなどエンジン周りに使用されるゴム製品が、その変化のターゲットになる。これは、近年言われ続けてきたことだ。もちろん、全ての自動車が今すぐEVに替わるわけではなく、当面はエンジン搭載車が市場の多くを占めることに違いはない。しかし、大きな流れがEVにあることも事実で、その流れに抗うことはできないだろう。
展示会に出展していたホース関連メーカーの担当者に
-
コラム「Front Line」
カーボンニュートラルが推す立地の強み
連載 2024-07-15
-
コラム「Front Line」
合成ゴムの販売先として存在感高まるインド
連載 2024-07-08
-
コラム「Front Line」
合成ゴム、新グレード開発でコスト競争を回避へ
連載 2024-07-01
-
コラム「Front Line」
安全・安定生産の継続へ持続可能な定修を
連載 2024-06-24
-
コラム「Front Line」
合成ゴムを取り巻く環境の厳しさと安定調達に向け
連載 2024-06-18
-
コラム「Front Line」
最も重要視しているのは従業員の健康
連載 2024-06-10
-
コラム「Front Line」
次世代を担う若手に焦点を当てた取り組みが目指すもの
連載 2024-06-03
-
コラム「Front Line」
見解が分かれた今後のCR需要
連載 2024-05-27
-
コラム「Front Line」
タイヤの品種で明暗分かれた原材料需要
連載 2024-05-13