独自技術を駆使したソリューションを今後も展開
【インタビュー】キャボットジャパン代表取締役社長 山梨展明氏
会員限定 ラバーインダストリー 2021-08-31
足元の需要が回復しているカーボンブラック市場。キャボットジャパンの山梨展明代表取締役社長は急回復した需要に対し、「いかに安定供給に努めるか、その点は常に考えている」と話す。サステナビリティ等への対応としては、2025年に向けて11のゴールの掲げ取り組みを進める。サステナビリティに貢献するとして、E2C(EngineeredElastomer Composites)は期待の大きい製品だ。
足元の状況
国内マーケットに関して言えば、新型コロナウイルスの影響は海外に比べインパクトは少なかった。海外はキャボットグループやお客様の拠点が、ロックダウンなどによって行政に操業を停止させられるという事象があちこちで見られたが、日本国内で操業が制限されることはなかった。
需要は昨年5、6月を底に回復している。需要先であるタイヤ、自動車部品、工業用品はその回復にこそ差はあったものの、足元の需要は総じて回復したと言うことができる。新型コロナ以前と遜色のないレベルにある。
需要は8月以降
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