川口化学工業の2026年11月期第3四半期(2025年12月~2026年8月)業績は、売上高が66億7,800万円で前年同期比5.1%増、営業利益が4億9,500万円で同125.2%増、経常利益が4億6,900万円で同135.2%増、純利益が3億4,600万円で同136.9%増だった。

 セグメント別のうち、化学工業薬品事業は、売上高が66億4,900万円で同5.1%増、営業利益が4億7,200万円で同139.8%増。

 化学薬品事業の部門別売上高のうち、ゴム薬品は37億8,600万円で同5.0%増。国内向け製品は、自動車部品向けおよび一般工業用品向け共に販売が増加。また、電線用途向け製品も販売を増やした。医療用ゴム製品向けは、需要は回復傾向にあるものの減収。タイヤ向けは、主力製品の需要が回復せず販売数量が減少、また、海外安価製品の影響によりシェアが大きく低下した製品もあり減収。合成ゴム向けは、汎用ポリマー向け製品は需要の低迷により販売が減少、特殊ポリマー向け製品の販売は増加したが減収となった。

 海外向けは、汎用製品を中心に販売は増加し、独自設計の混合促進剤も販売が伸長した。医療用途向け製品は、需要の回復により販売は増加。また、合成ゴム向け製品の販売も大きく増加した。

 樹脂薬品は、売上高が6億2,200万円で同3.5%減。国内向けは主要製品および合成技術を活用した特殊受託合成製品の販売が増加。海外向けは、電子材料関連製品において海外安価製品との競合が強まり販売が減少した。特殊用途向け製品の販売は一部増加した製品もあったが、全体では減少した。

業績予想を上方修正

 同社は2026年11月期通期業績予想を上方修正した。国内自動車生産の回復に伴う関連薬品の需要が堅調に推移したことに加え、価格改定および販売構成の改善、輸出の拡大ならびに円安の進行などにより、第3四半期までの業績は計画を上回って推移。一方、中東情勢が不透明な中、生産体制の維持および製品の安定供給を優先して必要な原材料を戦略的に確保したことに関連して、今後、原材料価格上昇による影響の拡大を見込む。これらの状況ならびに足元の受注・販売動向などを総合的に勘案し業績予想を修正した。

 ■2026年11月期通期業績予想
 ◇売上高=92億円(前回予想と変わらず)◇営業利益=4億9,500万円(前回予想3億7,500万円、増減率32.0%増)◇経常利益=4億7,000万円(同3億4,000万円、同38.2%増)◇純利益=3億5,000万円(同2億4,000万円、同45.8%増)