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作業現場特有の動きを動作解析

ミズノ、ワークシーンの動きに対応した専用設計採用「ワークジャケット・ワークパンツ」を発売

その他 2025-05-21

 ミズノは、建設業や運輸業、製造業などの作業動作を解析し、より動きやすい新設計と2wayストレッチ生地を新採用した「ワークジャケット・ワークパンツ」を、法人向け、ミズノワーク品を取り扱う全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインなどで4月20日から発売している。

 これまでミズノは、スポーツ品開発ノウハウから生まれたウエア設計を活用したワークウエアを販売していたが、今回さらなる作業効率向上を狙い、作業現場で起こる動作の解析結果から導き出された独自の設計とストレッチ素材を採用した「ワークジャケット・ワークパンツ」を発売した。

 今回発売する「ワークジャケット・ワークパンツ」の初年度販売目標は合計1万4,000枚。

ワークシーンに特化したウエア設計「ダイナモーションフィット」

 これまでミズノのワークウエアは、スポーツの動きをもとに動作解析によって導き出されたウエア設計「ダイナモーションフィット」を採用することで、動きやすさを追求してきた。

 今回、荷物の持ち運び、機械や台車の操作などワークシーン特有の身体動作を、モーションキャプチャーを用いて解析し、検証しました。今回の検証結果から、ワークシーンに特化したウエア設計の「ダイナモーションフィット」として進化している。

 ワークジャケットは、腕を曲げたときの引きつれ感を軽減するパターン設計。袖部の縫製ラインが直線でなく、カーブを描くように生地をカッティングすることで、肘を曲げたときのツッパリ感が軽減され、曲げ伸ばし動作をしやすくしている。

 ワークパンツは、座る、しゃがむなどの動作時に引きつれ感を軽減するパターン設計。腰から臀部、内腿にかけて従来よりも生地パーツを増やすこと、臀部にゆとりが生まれるため、ツッパリ感が軽減され、座る、しゃがむ動作をしやすくしている。

ケミカルリサイクル素材の2wayストレッチ生地

 今回の「ワークジャケット・ワークパンツ」には「2wayストレッチ」 生地を採用。タテヨコ2方向に伸縮性があり、体の前方へ腕を伸ばす、前屈みになるといった姿勢を取った際に背中に生じる生地の つっぱり感を軽減する。また、しゃがんだ体勢時に臀部周辺に生じる生地のつっぱり感を軽減。その結果、作業効率を高める。

 この生地は、環境配慮の観点からケミカルリサイクルによって作られたリサイクルポリエステルで作られている。近年社会問題である衣料品の大量生産によって生まれた不要な衣料品や繊維くずを、廃棄せずにケミカルリサイクル処理を行うことで、不純物を除去し再生された原糸として再活用されている。

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