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「植物由来・生分解」や「中堅中小ゴム会社」に焦点当てた招待講演会も開く

日本ゴム協会、第30回エラストマー討論会を開催

その他 2019-12-18

 日本ゴム協会は12月9-10日の2日間、東京都大田区の大田区産業プラザPioでエラストマー関連の科学者や技術者が一堂に介して議論する場である「第30回エラストマー討論会」を開催した。

 今回は「植物由来・生分解」と、討論会場となった東京都大田区に中堅・中小企業が多いことから「中堅中小ゴム会社」にテーマにした。

 「植物由来・生分解」については、持続可能な開発目標の達成に向け、ゴムの分野でも新規性の高い研究課題に取り組むことが求められている。

 本セッションでは、種々の植物から得られる天然ゴム、バイオ由来原料を用いたエラストマー、バイオ由来モノマーの重合、バイオ由来配合剤、天然ゴムの生分解、バイオ由来原料を用いたエラストマーの生分解など、関連する分野から発表があった。

講演する堀田墨東ゴム工業会会長


 「中堅中小ゴム会社」に関しては招待講演として、墨東ゴム工業会の堀田秀敏会長(ホッティーポリマー社長)が「中堅中小ゴム会社の取り組みと強さ」をテーマに、墨東ゴム工業会の沿革や主な活動内容、さらに、「工業会に属することで、会員ゴム企業同士のネットワークにより、各社が得意とする技術を融合し、中小企業でも優位性を発揮できる」と語った。

ポスティコーポレーションの馬場社長


 続いて、弊社ポスティコーポレーションの馬場孝仁社長が「ゴム業界専門紙の記者が見る―中堅・中小ゴム企業の人手不足の実態と対応」をテーマに、ゴム産業における労働人口の推移と、「週刊ゴム報知新聞」が実施したゴム製造業経営者へのアンケート調査からみる人手不足の現況を解説。さらに人手不足の対応として「自動化は進むものの、国内の既設工場ラインでの自動化の難しさや海外拠点での自動化のあり方」などについて語った。

右川ゴム製造所の志村研究顧問


 また、右川ゴム製造所の志村司研究顧問が、中央大学理工学部精密機械工学科中村研究室から依頼されている「人工筋肉の開発」について、「大口径チューブの製作対応によって、人工筋肉に向けた技術分野の発展について検討を進めている」と開発状況を説明した。

加藤事務所の加藤社長


 最後に、加藤事務所の加藤進一社長が「世界のゴム中堅、中小会社の実態」をテーマに、中国、インド、北米、欧州でのゴム企業の規模の分布や各国地域での中小企業のあり方や特徴を紹介した。

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