タイヤ、ベルト、ホースは増加
1-6月のゴム製品出荷金額、0.5%増の1兆1,549億円
その他 2019-08-29
経済産業省が8月15日に発表した2019年1-6月のゴム製品生産・出荷実績によると、合計出荷金額は1兆1,549億8,600万円で前年同期比0.5%増となった。
品目別にみると、タイヤは生産数量が7,395万本で同0.5%増、出荷金額が6,065億4,000万円で同2.5%増。生産数量では全5品目がプラス。出荷金額では二輪自動車用を除く4品目がプラスとなった。
ゴムベルトは生産量(新ゴム量)が9,983トンで同10.0%減、出荷金額が347億3,700万円で同0.7%増。生産量では全3品目がマイナスとなり、特にコンベヤベルトは同12.8%減の2ケタ減少。一方、出荷金額ではコンベヤベルトがプラスとなったものの、歯付ベルト、その他のゴムベルトの2品目がマイナスとなった。
ゴムホースは生産量(同)が1万7,797トンで同6.9%減、出荷金額が721億1,700万円で同2.0%増。生産量では全3品目がマイナスとなり、特に高圧用(前年同期比15.2%減)、その他のゴムホース(同20.2%減)の2品目は大きく落ち込んだ。出荷金額では自動車用がマイナスとなったものの、他の2品目はプラスとなった。
工業用品は生産量(新ゴム量)が8万8,774トンで同0.1%増、出荷金額が3,637億6,900万円で同1.7%減。生産量ではスポンジ製品(同3.9%増)、その他(同2.6%増)の2品目がプラスとなったが、他の6品目はマイナス。出荷金額では防振ゴム、スポンジ製品、その他の3品目がプラスとなったが、他の5品目はマイナスとなった。
6月の出荷金額は3カ月ぶりに減少
6月単月の合計出荷金額は1,912億9,800万円で前年同月比2.6%減となり、3カ月ぶりにマイナスとなった。
出荷金額を品目別にみると、タイヤは同0.5%減で21カ月ぶりのマイナス、ゴムベルトは同0.8%減で3カ月ぶりのマイナス、ゴムホースは同3.6%減で12カ月ぶりのマイナス、工業用品は同6.0%で2カ月ぶりのマイナスなどとなった。
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