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2018年度中頃めど、需給環境の変化に対応

TOCOM、TSR(技術的格付ゴム)上場へ

原材料 2017-10-16

 東京商品取引所(TOCOM)は10月12日、ゴム市場に現在取り扱いのRSS(Ribbed Smoked Sheet)に加えてTSR(Technically Specified Rubber=技術的格付けゴム)の先物取引を上場することを明らかにした。上場は農林水産大臣および経済産業大臣から認可を得ることを前提に2018年度中頃を目指す。

 TSRはRSSと並び、主に自動車タイヤ等の原材料に使用される天然ゴムの品種だ。RSSがゴム液をシート状に凝固させ燻製したものであるのに対し、TSRはラテックス等を原料として粉砕洗浄後にブロック状に成型し、品質検査された天然ゴム。安定した品質が特徴となる。

 近年、TSRの生産量は増加傾向にあり、日本の輸入量も過去10年間にシェアがおよそ4割から8割に拡大してきている。

 このような天然ゴムの需給環境の変化に対応し、TSRを上場することで、TOCOMのゴム市場の利便性とプレゼンスの再確立を図っていく方針。TSRはタイのTOCOM承認工場で製造されたTSR20が対象となる。これまでRSSについては国内での引き渡しに限られていたが、TSRはタイ・バンコクでの本船積み込み渡し(FOB)となることから、レムチャバン港、ペナン港、パレンバン港などでの受け渡しが可能。

 TOCOMでは「TSR上場は以前から求められていた。今回の上場にあたって、商品の幅が広がると同時に中国などからの取引の取り込みなどが見込めることから、まずは現在上場のRSSと同規模の取引を期待したい」としている。

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