18年3月期第1四半期
合成ゴムメーカー業績のポイント、利益増の背景にスプレッド拡大
原材料 2017-08-07
JSR、日本ゼオンの合成ゴム大手2社の第1四半期業績が発表された。今回の業績で目を引いたのが、合成ゴムを含むエラストマー事業の利益。両社とも大きく伸ばした。
増益の背景にあるのが、原料価格と販売価格とのスプレッド拡大。一般的に、合成ゴム価格は原料価格によって決まるが、原料価格を販売価格に反映するには時差(期ずれ)が生じる。その結果、合成ゴム価格は原料価格の後追いとなり、原料価格の上昇局面では合成ゴムメーカーの収益が悪化し、原料価格の下降局面はその逆となる。長い期間でみると一定の水準に落ち着くが、短期間ではどちらかに大きく振れることもある。
今回の利益増は、それが顕著に現れた結果。そのため、下落した第1四半期の原料価格が販売価格に反映される、第2四半期以降はスプレッドは縮小し、利益は第1四半期に比べ減少することになる。
-
半導体材料業界の再編にらむ
JSR、産業革新投資機構傘下に
原材料 2023-06-27
-
【新役員体制】
東京材料(7月1日)
人事 2023-06-27
-
【人事】
JSR
人事 2022-03-25
-
2022年3月期第3四半期業績
JSR、非継続のエラストマーは増収増益
原材料 2022-01-31
-
JSRのエラストマー事業買収を聞く
【インタビュー】ENEOS常務執行役員・機能材カンパニー・プ
原材料 2021-12-13
-
JSRからのエラストマー事業等承...
ENEOS 、「ENEOSマテリアル」に商号決定
原材料 2021-11-26
-
国立感染症研究所と共同開発
JSR、ポリマー型抗菌成分添加の糸・不織布で抗菌性能を確認
原材料 2021-11-17
-
2022年3月期第2四半期業績
JSR、エラストマー事業は増収増益
原材料 2021-11-10
-
研究教育・経済的支援など評価
JSR、「東京大学稷門(しょくもん)賞 」を受賞
その他 2021-10-27