18年3月期第1四半期
合成ゴムメーカー業績のポイント、利益増の背景にスプレッド拡大
原材料 2017-08-07
JSR、日本ゼオンの合成ゴム大手2社の第1四半期業績が発表された。今回の業績で目を引いたのが、合成ゴムを含むエラストマー事業の利益。両社とも大きく伸ばした。
増益の背景にあるのが、原料価格と販売価格とのスプレッド拡大。一般的に、合成ゴム価格は原料価格によって決まるが、原料価格を販売価格に反映するには時差(期ずれ)が生じる。その結果、合成ゴム価格は原料価格の後追いとなり、原料価格の上昇局面では合成ゴムメーカーの収益が悪化し、原料価格の下降局面はその逆となる。長い期間でみると一定の水準に落ち着くが、短期間ではどちらかに大きく振れることもある。
今回の利益増は、それが顕著に現れた結果。そのため、下落した第1四半期の原料価格が販売価格に反映される、第2四半期以降はスプレッドは縮小し、利益は第1四半期に比べ減少することになる。
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