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自動車部品などに採用進む

三洋貿易、ダウホンのフッ素ゴム販売強化中

原材料 2023-01-13

 三洋貿易が2022年から取り扱いを開始した、中国・ダウホン(道弘)のフッ素ゴム(代表グレードはhttps://chembase-st.com/product/dowhonfkm/に掲載)の採用が進んでいる。すでに日系の自動車用ゴム部品で採用されており、製品として立ち上がっている。現在、認証やサンプリングを進めている案件も少なくなく、採用はますます進んでいきそうだ。

 ダウホンは、フッ素ゴムに薬品をあらかじめ配合したプリコンパウンドの中国大手メーカー。ポリマーの合成は行っていないものの、ポリマーメーカー各社と強い関係を有し開発・合成から携わっている。販売面では輸出比率が高く、欧米や韓国で高い実績を持つ。三洋貿易は、国内および海外現地法人を有する地域の日系企業に向けて販売している。

 ダウホンのフッ素ゴムは供給安定性、小回りのきいたサービス、コスト競争力が強み。プリコンパウンドとしては約5,000トン、フルコンパウンドで約1万トンの生産能力を有し、供給余力を持つ。それに加え、三洋貿易では日本国内だけでなく、現地法人を有する海外においても安全在庫の確保に余念がなく、近年世界で問題となっているフッ素ゴムの供給不安に対し、安定した供給体制の構築に注力中。

 また、サービス対応のきめも細やかだ。「供給量は1バッチから対応でき、サンプル出荷、配合提案の対応も早い。プリコンパウンドのため、顧客の要求に細かく応じることができる点も有利だ。ポリマーの生産・開発にも携わっているため、ポリマー部分からの対応も不可能ではない」(三洋貿易)。コストに関しても、他メーカーに比べ競争力があるという。

 三洋貿易では、すでに一部グレードで在庫販売を行っており、今後数量のまとまったグレードから順次在庫販売を進めていく考えだ。

 ダウホンフッ素ゴムの代表グレードはhttps://chembase-st.com/product/dowhonfkm/に掲載。

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