単独運営による事業維持・成長は困難と判断
デンカ、セメント事業から撤退
原材料 2022-10-25
デンカは10月25日、同日開催の取締役会において、セメント販売事業を、吸収分割の方法により同社100%子会社として新たに設立する完全子会社に承継させた上で、新会社の全株式を太平洋セメントに譲渡することを決定し、同日付で太平洋セメントとの間で株式譲渡契約書を締結した。また、併せて2025年上期をめどに石灰石の自社採掘およびセメント製造事業からの完全撤退を決議した。
同社は1954年からセメント事業に参入し、新潟県糸魚川市の青海工場で、隣接する黒姫山の豊富な石灰石資源のうち、カーバイド向けに使用できない純度やサイズの石を有効活用し、セメントの製造・販売を行ってきた。また、カーバイドやクロロプレンゴム等の工場内他製品の製造時に発生する副産物をセメント原料に有効活用することで、独自のカーバイドチェーンを構築し、製品の競争力向上や工場のゼロエミッションを追求するとともに、社外の廃棄物受け入れによる地域社会の資源リサイクルにも貢献してきた。
しかし、近年では同社のセメント事業は、主要販売先の北信越地区をはじめ国内セメント需要が低調に推移しているとともに、老朽化した設備の更新やカーボンニュートラルに向けた大型投資が不可避という厳しい局面に立たされていた。
そのため、経営計画「Denka Value-Up」において事業再構築が必要なコモディティー事業と位置付け、構造改革を検討してきたが、同社単独運営による今後の事業維持・成長は困難との結論に至った。
太平洋セメントの100%子会社である明星セメントは、デンカの青海工場と同じく糸魚川市にセメント工場を有しているため、明星セメントとの協業により、デンカの石灰石採掘およびセメント製造事業撤退後、デンカのカーバイドチェーンにおける石灰石供給と副産物の有効活用は太平洋セメントおよび明星セメントが担っていく。
加えて、デンカは従前から太平洋セメントおよび明星セメントと黒姫山の石灰石鉱山の共同開発計画に取り組んでおり、その検討過程において双方の信頼関係が醸成されてきたという経緯もあり、今回の合意に至った。
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