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2024年11月営業運転開始

プライムポリマー、ポリプロピレン新製造設備の起工式開催

原材料 2022-09-16

 プライムポリマーは9月14日、市原工場(千葉県市原市)でポリプロピレン新製造設備の起工式を実施した。

起工式の様子。中央右が藤本健介プライムポリマー社長


 新製造設備では、従来設備では実現できなかった高機能ポリプロピレンを生産することができ、自動車材用途などでの軽量化、薄肉化ニーズへの高度な対応が可能となる。また、リサイクルに貢献する素材の提供などを通じて、マテリアルリサイクルの推進を図る。

 同社では今後、既存製造設備の停止を含め、需給環境に見合った生産体制への再構築を実行し、年間約7万トン(2013年対比)のGHGを削減する。さらにバイオマス原料を使用した素材の提供などを通じて、サーキュラーエコノミーへの対応を強化していく。

 同社は新製造設備によって環境適応性の高い高機能ポリプロピレンを提供し、ユーザーを含めたすべてのステークホルダーと共に循環型社会の実現と社会生活の利便性の両立を目指す。

 ■新製造設備の概要
 ◇製品=ポリプロピレン◇生産能力=年産20万トン◇立地=プライムポリマー市原工場(千葉県市原市)◇製造技術=三井化学からのライセンス技術(HYPOL法)◇スケジュール=8月着工、2024年11月営業運転開始

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