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マスバランス方式によるバイオマス PP「Prasus」を採用

プライムポリマー、日本生協連の食品パッケージがマスバランス方式初のエコマーク取得

原材料 2023-07-12

 プライムポリマーが製造販売するマスバランス方式のバイオマスPP(ポリプロピレン)「Prasus」が、日本生活協同組合連合会の食品パッケージに採用され、マスバランス方式として初のエコマークを取得した。

 今回、日本生協連が発売する「CO・OP 味付のり10切 90枚」(9月から順次切り替え予定)の包装パッケージに「Prasus」が採用され、「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチックを使用したプラスチック製容器包装」として初のエコマーク認定を受けた。

 日本環境協会が運営するエコマークの認定基準に「バイオマス由来特性を割り当てたプラスチック」(=マスバランス方式によるバイオマスプラスチック)が2月1日から新たに導入された。

 マスバランス方式によるバイオマスプラスチックは、既存の製造設備とプロセスを用いてバイオマスプラスチックを製造でき、石油由来と同等の品質・物性を維持しながらバイオマス化を実現できるという点から、社会全体でのバイオマスプラスチックの使用量を大幅に増やすことが可能になる。

 日本政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」では、「バイオマスプラスチック」を2030年までに約200万トン導入を目指すことが示されており、プラスチックのバイオマス化は喫緊の課題となっている。再生可能資源を原料としたバイオマスプラスチックである「Prasus」は、サーキュラーエコノミー社会の実現、そして石油由来資源の使用量削減とCO2排出量削減に貢献することで、カーボンニュートラルの実現に貢献する。

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