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年間約1.2t のCO2削減

デンカ、千葉工場に高効率ガスタービン発電機が竣工

原材料 2022-06-20

 デンカは、千葉工場(千葉県市原市)で建設を進めてきた自家用高効率ガスタービン発電機を竣工した。これにより同工場全体のコスト競争力強化だけでなく、年間約1万2,000t以上のCO2削減に貢献するとしている。同発電機の総投資額は約37億円で、導入において経済産業省から補助金交付の採択を受けている。

 同社グループはESG経営に基づき、2030年度に温室効化ガスを50%削減(2013年度比)、2050年度にカーボンニュートラル実現の目標を掲げ、具体的な取り組みの1つにクリーンエネルギーの利用拡大を推進している。

 同社は経営に必要な電力のうち、5割以上を自家用発電で賄っており、過去2年間に青海工場へ高効率ガスタービン発電機を1カ所、水力発電所を2カ所新設するなど、クリーンエネルギーの利用拡大を進めている。今後も更なるクリーンエネルギーの利用拡大を推進することに加え、長期的にはプラントで発生する排ガスに含まれるCO2をた成分と分離して回収し、大気への放出を防ぐ技術の導入や、自家用火力発電で使用する燃料を、化石燃料の天然ガスからクリーンエネルギーである水素へ転換を図る等の様々な取り組みを通じて、2050年度のカーボンニュートラル実現を目指すとしている。

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