ICタグでロール情報を管理
尾高ゴム工業、ロールメーカー初「OTMシステム」の提供開始
会員限定 工業用品 2022-06-21
尾高ゴム工業(氏野孝二社長)は今期(2023年3月期)から、RFIDを利用してゴムロールを識別・管理する「OTM(Otaka Tag Management)システム」(特許出願済)の提供を開始した。
同システムはICタグをロールの鉄芯部分に埋め込むことでロール情報をデータ化。スマートフォンやタブレットなどでロール情報を把握できる画期的なもので、ロールメーカーとしては初の試み。

同システムによって、①劣化や汚れで識別しづらかった従来の刻印による確認をスムーズ化②ゴムロール管理に伴う入力業務の負担軽減③管理の効率化、メンテナンスの最適化―を実現する。
ユーザーは任意のソフトでも、同社の提供するソフトでも同システムを運用することができる。例えば、①寸法②刻印③品名④材質⑤製造日⑥使用履歴―など、ロール毎の情報を誰でも簡単に記録・管理することができる。また、オンライン・オフラインなどの稼働状況や保管場所などの管理も行うことができる。
「ロールの製造は、高温・高圧にさらされるため、どのように鉄芯にICタグを埋め込むか、また、金属に埋め込んだ状態でいかに安定的に通信できるか、ここに当社の独自技術が活かされている。埋め込まれたICタグは過酷な状況下でも長期間の使用が可能だ」(氏野社長)
同システムはユーザーからの「使用しているすべてのロールの情報を容易に管理できる方法はないか」、「現場での刻印の確認・管理の煩雑さを解消したい」という要望から生まれた。「DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むなか、これまでの刻印によるロール管理には限界があり、ミスにも繋がる。誰がやっても正確・迅速にロール情報を管理できるよう同システムを立ち上げた。今後はICタグによるロール管理がスタンダードになってくるだろう。ユーザーにとってロールは資産だ。その資産を有効活用するためにもDXの面からユーザーを支えていきたい」と氏野社長は今後も同システムの展開を強化していく方針だ。
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