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タイのS-SBR第2期プラント

JSRが下期から商業運転へ

原材料 2016-05-09

 JSRがタイに有するS-SBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)を製造する合弁会社「JSR BST エラストマー」(JBE)の第2期プラントが、下期から商業運転を開始する。

 同プラントは第1期に隣接して建設し、生産能力は第1期と同じ年5万トン。プラントはほぼ完成しており、上期の終盤に稼働を開始する。

 JBEの販売は順調に推移している。15年度の販売数量は前期比で2.2倍に増加。第1期プラントはフル生産を継続している。「足元では、月間の販売量が生産量を上回っており、在庫を取り崩している状態」(平野勇人取締役上席執行役員)。損益面では、前期はまだ若干の赤字だったものの、1―3月に黒字化し4月以降は利益に大きく貢献する見通しだ。

 第2期の商業運転に対し平野取締役は、「計画通り稼働しなければ、販売量に生産量が追いつかず、玉がショートしてしまう」と話す。第2期の商業運転は収益への影響も大きく、JSRは第2期プラントの商業運転を見込み、16年度下期のエラストマー事業の売上高を15年度比で110億円増加すると計画している。

 収益に影響を及ぼす市況については「競合他社もS-SBRの生産能力を増強しており厳しい状況だが、厳しくとも今はシェアを取りに行く段階」(同)としている。

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