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4月1日納入分から20円以上

東ソー、ポリエチレン樹脂を値上げ

原材料 2021-03-09

 東ソーは3月8日、ポリエチレン樹脂全製品を値上げすると発表した。対象は低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン系接着性樹脂、高溶融張力ポリエチレンで、値上げ幅はキロあたり20円以上。4月1日納入分から実施する。

 同社では「ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、原油価格の高騰に加え、アジア域内の需給逼迫と円安を背景に騰勢を強めており、キロリットルあたり4万8,000円を超える水準まで上昇している。徹底したコスト削減に努めているが、原料価格の高騰に加えて、物流費、 設備維持・補修費用の上昇による急激なコスト事情の悪化は自助努力のみで吸収することが極めて困難であることから、今後の安定供給を図る上でも価格改定のお願いをせざるを得ない」としている。

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