「社員が行きたくなるオフィス」がコンセプト
東ソー、新本社の内覧会を実施
原材料 2024-03-15
東ソーは3月11日、同月18日から営業を開始する東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー(東京都中央区)内の新本社内覧会を実施した。
新本社が入居する東京ミッドタウン八重洲は東京駅直結でアクセスが良く、1フロアが広いため、2フロアに居室を集約した。フロア内には内階段を設置。フロア間の移動を容易にするとともに、コラボレーションエリアも設置したことで、社員同士のコミュニケーション活性化を図った。
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2フロアを内階段で繋ぎコミュニケーション活性化図る
また、社員食堂も居室内に設置。従来より座席数を増やすことで、利便性の向上も図っている。現本社で課題となっていた会議室不足に対しては、フリースペースを多く設置したことに加え、新たな会議室予約システムの導入により、解消が見込まれる。
移転により、立地面がやや不便、6フロアにまたがっているため部署間の交流頻度が少ない、会議室が慢性的に不足、社員食堂が別のビルにあり不便といった現本社の課題解消を図った。それらに加え、ビルのブランド力や立地の利便性による採用面での好影響も期待する。
本社移転に際しては、「社員が行きたくなるオフィス」をコンセプトに、「ユメノショクバ」プロジェクトとして活動を開始。①タテ・ヨコ・ナナメのコミュニケーション量、繋がり、ふれあいを増やす②仕事のデジタル化、ペーパー(ストック)レスな働き方の構築③フロアの有効活用、設備や施設の合理化を図る――をプロジェクト方針に据えた。総務部を中心とした事務局ミーティングでオフィスデザインの決定等を、各部門長クラスで構成されたプロジェクトミーティング・ワークショップが新しい働き方・運用の検討や周知・浸透等を担った。
新本社は、部署ごとのフリーアドレス制で、約600人の本社勤務個々人にロッカーが割り当てられる。「退社時は全てをロッカーに収め、机をきれいにしてから帰るルール」(東ソー)を徹底する。壁や仕切りのないオープンなオフィスで、打ち合わせスペース、Web会議スペースも多数整備されている。
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社食イメージを最小限に抑えた東ソークラブ
新本社の特長の一つである東ソークラブ(社員食堂)は、①社食イメージを最小限に抑え一般の外食店と遜色のないイメージ②幅広い年齢層の従業員にリピーターになってもらうこと③多くの利用によってコミュニケーションが活性化すること④高い満足度とリフレッシュできるサービスを提供すること――がコンセプト。会社営業日の8~21時に利用できる。全座席数は186席。会食席も5室(全40席)設けた。
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