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火災による人的被害はなし

東海カーボン、九州豪雨による田ノ浦工場火災(第3報)

原材料 2020-07-13

 東海カーボンは7月4日に発生した同社田ノ浦工場の九州豪雨による火災について、13日に続報を発表した(7月7日、8日既報)。

 今回の続報では、火災等の影響についてより詳しい情報が示された。火災が発生した黒鉛化炉の復旧には相当程度の期間を要する見込みだが、グループ内他工場生産設備の有効活用による代替生産が可能だとしている。また、工場内冠水の影響で稼働を停止していた生産設備は、すでに一部稼働を開始し出荷を再開。火災の発生した黒鉛化炉を除く生産設備の復旧は8月下旬となる見込みで、サプライチェーンへの影響は限定的という。なお、業績への重大な影響が見込まれる場合は、別途開示するとしている。

 田ノ浦工場は半導体や太陽電池、各種産業向けの黒鉛材となる等方性黒鉛材を生産しており、社員120人、協力企業45人ほどが働いている。

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