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2023年12月期業績

東海カーボン、カーボンブラック事業は増収、大幅増益

会員限定 決算 2024-02-14

 東海カーボンの2023年12月期業績は、売上高が3,639億4,600万円で前期比6.9%増、営業利益が387億2,800万円で同4.6%減、経常利益が416億700万円で同2.2%減、純利益が254億6,800万円で同13.6%増だった。

 セグメント別のうち、カーボンブラック事業は売上高が1,484億2,300万円で同7.2%増、営業利益が213億300万円で同73.5%増。新車関連の需要回復はあったものの、一部顧客におけるトラック・バス用タイヤなどの生産調整長期化や非タイヤ向けの需要減少により、販売数量は微減。一方、米国を中心とした環境設備投資コスト等を売価反映したことに加え、生産性改善が寄与したことで増収増益となった。

 2024年12月期通期業績予想は、売上高3,700億円で前期比1.7%増、営業利益230億円で同40.6%減、経常利益230億円で同44.7%減、純利益150億円で同41.1%減。そのうちカーボンブラック事業は売上高が1,700億円で同14.5%増、営業利益が160億円で同24.9%減を見込む。営業利益については、減価償却費の増加等が影響する見通し。

 2月14日の決算説明会で、長坂一社長はカーボンブラック事業の見通しについて

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