東海カーボン、カーボンブラックは増収増益

　東海カーボンの2023年12月期第3四半期（1～9月）業績は、売上高が2,676億7,500万円で前年同期比8.7％増、営業利益が297億4,900万円で同6.2％増、経常利益が330億3,400万円で同2.8％増、純利益が213億7,500万円で同32.6％増だった。

　カーボンブラック事業は売上高が1,111億3,100万円で同7.5％増、営業利益が159億2,500万円で同77.2％増。一部顧客の生産調整の影響を受け、トラック・バス（TB）用タイヤ等の補修用需要や非タイヤ向けの軟調があるものの、新車関連の需要回復によりタイヤ向けを中心に販売数量は前年同期並みに推移。加えて、米国を中心とした環境設備投資コスト等の売価への反映と生産性改善によって増収増益だった。

　11月8日の決算説明会で、長坂一社長はカーボンブラックの見通しや価格について