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ポリスチレン生産設備を転用

デンカ、シンガポールでMS樹脂を増産へ

原材料 2019-09-09

 デンカは9月9日、シンガポールの連結子会社「Denka Singapore」(DSPL)における汎用ポリスチレン樹脂(GPPS=製品名:Denka Styrol)の生産を停止し、生産設備の改造により、MS樹脂の能力増強を行うと発表した。

 設備改造に伴う投資額は約27億円。稼働開始は2021年上期を予定しており、ポリスチレンは2020年末で販売を終了する。

 これは経営計画「Denka Value-Up」のもと進めている事業ポートフォリオ変革の一環として実施するもの。

 MS樹脂は、液晶TVおよびモニターの大画面化・狭額縁化により需要が急増しているバックライト用導光板をはじめとした光学用途および中国を中心としたアジア太平洋地域において成長著しい化粧品用容器などの非光学用途の拡大で現在供給能力が不足している。

 同社はMS樹脂の拡大する需要に対応すべく、既存ポリスチレン生産設備の改造によりMS樹脂の生産能力を倍増(増強能力+7万トン、合計14万トン)し、将来の需要拡大に対応するとともに、現在の1基生産体制を2基体制としBCP対応を強化する。

 同社は1997年にシンガポールで高強度GPPSである「MW1」を中心に、ポリスチレンの生産販売を開始。ASEAN、中国をはじめ世界 30カ国以上で展開してきた。しかし、ポリスチレンの海外市場は需要に対し供給が余剰 していることから、今回、ポリスチレンの生産を停止し、 より付加価値が高い機能樹脂であるMS樹脂の製造設備へ転換する。

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